漢詩文字刺繍と一目刺しの麻の葉【動画あり】

「いつかだこぶねになる日」という漢詩エッセーを読みました。
遠い昔の中国の漢詩が現代のフランスに住んでいる女性の暮らしと重なって不思議な感覚になりました。

古文の授業好きだったなあ。レ点とか懐かしいですよね。
当時はただ「なりけり〜」とか「あなや」とか音の面白さだけで笑い転げてましたが、まさか大人になってから漢詩の魅力に気づくとは。

大人になってから意味がわかることってありますよね。

今回漢詩刺繍に挑戦したのは、ちょうど「刺繍熱」と「漢詩熱」と「一目刺し熱」が合わさったところに、
『独自のテーマやシリーズが自分の作品にはない』
と気づいたのがきっかけです。

多色使いを楽しむというのはずっと続けていたけど、そのオリジナリティって言葉にしにくいですよね。
色使いが独特なSASHIKONOさんとおっしゃっていただけるのは凄く嬉しいです!
ただ、それだとまた刺し子に飽きちゃうような気がしました。

今回は漢詩でつくりましたが、日常で目にしたい、目に入ると元気が出るフレーズでつくるのも面白いかなと思っています。

たとえば、
「人間だもの」(あいだみつを)
「なるほど、シベリア送りだ」(小林源文作の漫画「​ブラウ作戦」の中のセリフ)
「無能、あらゆる点において無能」(カフカ)
挙。雲門垂語云。十五日已前不問汝、十五日已後道将一句来。自代云。日日是好日。(禅の公案)
などなど

文字数が少なくても、窓枠の工夫次第で面白くできそう。 今回の作業も動画にさせていただきました。
いっつも淡々と刺し子をしていましたが、vlogらしく休憩タイムも入れてみました。
皆さんお茶をされがちですが、麺つゆと間違えそうな麦茶くらいしかなかったので、我が家で蝶よ花よと育てられている光合成する仲間を登場させてみました。
いつかおしゃれにお茶を入れている動画も撮りたい。

ちなみに、初挑戦したコーチングステッチですが、無茶苦茶に大変でした。
でも面白かった。癖になりそう。早くコツを掴まないと私の筋肉が壊れそう。


裏も刺し子の楽しみのひとつなんですが、今回は筋子でした。


Youtube動画「インテリアになる刺し子。文字刺繍と一目刺し麻の葉で刺し子のハンカチ」はこちらです!


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【今回使わせていただいた道具はこちらです】
ダイソーの下地シートを3軒まわってやっと入手できたのですが、品切れが多いみたいです。
こちらでもインクジェットで印刷して貼れますので、一応載せておきます。
比較された方のレビューでは、お値段は高いですが、表面の凸凹が少なくて図案を書きやすいとのことでした。